予約するなら:ガイド付き1泊2日山頂登山、★ 5.0(2)。 日程を確認下の選択肢を比較する
富士山頂へは4本の公式登山道があり、それぞれ専用の五合目から始まります。名前に惑わされがちですが、五合目の標高はルートによって大きく異なり、御殿場ルートの1,440mから富士宮ルートの約2,400mまであります。そのため登る標高差も約1,300m〜約2,300mと幅があります。山小屋の数、混雑の度合い、下山の仕方もルートごとに違います。
このガイドでは、公式の数値で4つのルートを比較したうえで、各ルート、山頂のお鉢巡り、各五合目へのアクセスを紹介します。登山全体の難易度は富士山の難易度ガイドで、各ルートの入山料、ゲート、登録については2026年のルールで解説しています。。
結論から
吉田ルート(五合目2,305m、登り約6時間10分)は山小屋が多く、登山道と下山道が分かれているため初めての人に最適ですが、全登山者の半数以上が利用します。富士宮ルート(約2,400m、登り約5時間10分)は最短で最も急で、登りと下りが同じ道です。須走ルート(2,000m、登り約6時間25分)は森から始まり、八合目で吉田ルートと合流します。下りは砂走りを一気に駆け下ります。御殿場ルート(1,440m、登り約8時間40分)は最長で山小屋が最も少なく、長い砂走りの下りがあります。4ルートとも火口縁に到着し、最高地点の剣ヶ峰(3,776m)は火口の西側にあります。2026年は吉田ルートと須走ルートが7月1日、富士宮ルートと御殿場ルートが7月10日に開通し、4ルートとも9月10日に閉山しました。
富士山でいちばん楽なルートはどれですか?
楽なルートはありません。初めての人には山小屋の多い吉田ルートが最適ですが、最も混雑するルートでもあります。富士宮ルートは最短ですが、急なうえに登りと下りが同じ道です。
富士山での「楽さ」は、どれだけ登るか、どれだけ頻繁に山小屋で休めるか、下りがどれだけ快適か、の3つで決まります。吉田ルートは山小屋の多さで評価が高く、下山道も分かれているため、行政が初心者向けの楽な選択肢としています。富士宮ルートは標高差が最も小さく距離も最短で、時間のない人には魅力的ですが、勾配がずっと急で、最盛期には登りと下りの人が同じ道ですれ違います。
静かに登り始めたいなら須走ルートがちょうどよい中間の選択肢で、御殿場ルートは便利さより静けさを求める体力と経験のある登山者向きです。どのルートを選んでも山頂の高度は同じなので、ルート選びより山小屋泊とゆっくりしたペースのほうが大切です。
富士山の4ルートはどう違う?
公式の数値では、最短は富士宮ルート(登り4.3km、約5時間10分)、最長は御殿場ルート(登り10.5km、約8時間40分)で、吉田ルートと須走ルートはその中間の登り約6〜6.5時間です。
所要時間は長い休憩を含まない歩行時間で、 公式のルート比較によるものです。実際には、特に初心者や混雑する日はもっと時間がかかります。標高差は五合目と山頂の差で、富士宮ルートが約1,320m、吉田ルートが約1,450m、須走ルートが約1,700m、御殿場ルートが約2,300mです。
| ルート | 登山口の標高 | Up | 下り | おすすめの人 |
|---|---|---|---|---|
| 吉田ルート(山梨県) | 2,305m | 6.8km、約6時間10分 | 7.0km、約3時間35分 | 初めての人向け:山小屋が最多、下山道が別 |
| 須走ルート(静岡県) | 2,000m | 6.9km、約6時間25分 | 6.2km、約3時間20分 | 静かな森からの登りと、一気に下る砂走り |
| 御殿場ルート(静岡県) | 1,440m | 10.5km、約8時間40分 | 8.4km、約3時間30分 | 静けさを求める体力と経験のある登山者 |
| 富士宮ルート(静岡県) | 約2,400m | 4.3km、約5時間10分 | 4.3km、約2時間40分 | 急な道に対応できるなら最短ルート |
初めての富士登山には吉田ルートがベスト?
多くの初心者にとってはそうです。山小屋が最も多く、開山期間中は救護所があり、下山道が別に設けられ、東京からのバスの便も充実しています。その代わり混雑は覚悟しなければなりません。2024年には富士山の全登山者の約55%がこのルートを利用しました。
吉田ルートは山梨県側の標高2,305mにある富士スバルライン五合目から始まります。4つの五合目の中で最もにぎわい、売店やレストラン、広い広場があります。登山道は七合目と八合目に集まる山小屋の間を登っていくため、休憩所や飲み物、避難場所がいつも近くにあります。八合目で須走ルートと合流し、最盛期の週には火口縁までの最後の区間が夜明け前に渋滞することがあります。
吉田ルートはルールが最も多いルートでもあります。五合目のゲート、山小屋に泊まらない登山者は1日4,000人までという人数制限、そして装備の確認です。詳しくは2026年のルールで解説しています。下りは登りとは別の下山道で、崩れやすい砂利の幅広いジグザグ道です。八合目で須走ルートの下山道と分かれるので、吉田ルート五合目の標識に従ってください。

プライベートの山岳ガイドとルートを選べます。自分に合ったルートで登る1泊2日の山頂登山で、ルートとスケジュールは出発前に一緒に計画します。
ガイド付き1泊2日山頂登山の日程を確認富士宮ルートは山頂への最短ルート?
はい。4つの中で最も高い約2,400mの五合目から、山頂まで4.3km、約5時間10分です。最初から最後まで急で、登りも下りも同じ道を通ります。
富士宮ルートは静岡県側、山の南面にあり、太平洋に面しています。晴れた日には駿河湾を見下ろせます。登山道はほぼまっすぐ登り、ほとんどの合目に山小屋があり、最高地点の剣ヶ峰のすぐ近くで火口縁に着きます。道を共有しているため、まだ登ってくる人が多い早朝の混雑時は下りに時間がかかることがあります。途中では、1707年の最後の噴火でできた大きな側火口、宝永火口のすぐ近くを通ります。
このルートを使うのが東京発・1泊2日の御来光登山です。火口縁近くの山小屋に泊まるので、御来光前に山頂まで歩く距離は短くて済みます。

御来光登山は、ガイド1人につき登山者6人の体制で富士宮ルートを登ります。天候が許せば登りの途中で宝永火口に立ち寄り、火口縁近くの山小屋に夕食・朝食付きで泊まります。夜明け前には山頂まで約20分の位置です。装備レンタル、登録手続き、入山料の支払いもおまかせできます。5件のレビューで評価5.0、夏の開山期間のみ催行、24時間前までのキャンセルで全額返金です。
東京発・2日間の御来光登山を見る須走ルートはどんなルート?
登山口は標高2,000mと低めで、森林帯から始まります。八合目で吉田ルートと合流するまでは、吉田ルートよりずっと静かです。登りは約6.9km、約6時間25分で、下りでは柔らかい火山砂の上を一気に駆け下ります。
須走ルートは静岡県側、山の東面にあります。前半は樹林帯を登るため日陰があり、ほかのむき出しの斜面より穏やかな雰囲気です。山小屋は少なめですが、ほどよい間隔で並んでいます。八合目から上は、登山道も山小屋も吉田ルートの登山者と共有します。2026年の須走ルートは、例年より早い7月1日に吉田ルートと同時に開通しました。
多くの人がこのルートを選ぶ理由は下りにあります。七合目より下は長い砂の斜面「砂走り」になっていて、大股で滑るように下れるため、登りよりずっと速く下山できます。スパッツがあれば靴に砂が入らず、乾いて砂ぼこりが立つ日はネックゲイターやマスクが役立ちます。 3日間のガイド付き登山ツアーは須走を拠点とし、登山前に登山口近くの宿に泊まります。

須走ルートから2泊3日。登山口近くのロッジと八合目の山小屋に泊まり、山頂の混雑を避けて御来光を眺め、下山後は温泉へ。
ガイド付き3日間富士登山の日程を確認御殿場ルートは余分な時間をかける価値がある?
体力と経験があり、静けさを求める人に限ります。1,440mから始まり、10.5kmで約2,300mを登り、登りに約8時間40分かかります。山小屋はどのルートよりも少なめです。その見返りは、ゆったりした空間と長い砂走りの下りです。
御殿場ルートは4ルートの中で最も利用者が少なく、静岡県側の南東面にあります。下部の斜面は広く開けており、山小屋は少なく間隔も長く、その多くは上部にあります。そのため、ほかのルートより水と食料を多めに持ち、泊まる山小屋を慎重に計画する必要があります。広い斜面で霧が出ると道がわかりにくくなるので、標識のある登山道から外れないようにしましょう。
下りは富士山で最も長い砂走りで、緩やかで広い火山砂の斜面を一気に下れます。そのため別のルートで登り、下りの一部に御殿場ルートを使う登山者もいますが、御殿場ルート五合目からの帰り方がわかっている場合に限りましょう。

ガイド付き山頂登山では、静かなルートを含め、プライベートのプロ山岳ガイドと登るルートを選べます。入山料と選んだ交通手段が含まれ、富士山の駐車場で合流するか、東京からガイドと一緒に公共交通機関で向かいます。山小屋泊と食事は別途予約が必要です。2件のレビューで評価5.0、夏の開山期間のみ催行、24時間前までのキャンセルで全額返金です。
ガイド付き2日間山頂登山を見るお鉢巡りとは?剣ヶ峰はどこにある?
お鉢巡りは富士山の山頂火口の縁を一周するコースで、約1〜1.5時間かかります。日本最高地点である標高3,776mの剣ヶ峰は火口縁の西側にあるため、ルートによってはお鉢巡りの一部を歩いてたどり着きます。
4ルートとも火口縁に着きますが、最高地点ではありません。富士宮ルートと御殿場ルートは剣ヶ峰に近い南西側に着きます。吉田ルートと須走ルートは、鳥居や山頂の山小屋がある東側に一緒に着き、そこから火口縁を歩いて剣ヶ峰へ向かうか、一周します。剣ヶ峰への最後の登りは短いものの急です。
お鉢巡りができるのは開山期間中だけです(2026年は7月10日〜9月10日)。強風、霧、雪のときは閉鎖され、火口縁は吹きさらしで寒く標高も高いので、天気の良い日に防寒着を持って歩きましょう。疲れていたり高度の影響を感じたりしたら、到着した場所からの眺めだけでも十分に価値があります。1泊2日の登山で山頂の朝がどう組み込まれるかは日帰りか山小屋泊かのガイドをご覧ください。。

各ルートの五合目への行き方は?
最も行きやすいのは富士スバルライン五合目(吉田ルート)で、新宿から直行の高速バスが、河口湖駅からは路線バスが出ています。静岡県側の3つの五合目へは季節運行のバスで、夏のマイカー規制期間外なら車でも行けます。
- 吉田ルート:新宿から富士スバルライン五合目まで直通の高速バスが運行しています。夏以外は本数が減り、河口湖駅経由の便もあるので、最新の時刻表を確認してください。河口湖駅からは路線バスで約50分です。
- 須走・御殿場・富士宮ルート:開山期間中は、静岡県側の最寄りの駅や町から各五合目へバスが運行しています。計画を立てる前に、その年の運行路線を確認してください。
- 車の場合:開山期間中は吉田・富士宮・須走ルートの五合目へ向かう道路でマイカー規制があるため、麓の駐車場に停めてシャトルバスに乗り換えます。開山期間外は、冬季閉鎖になる道路もあります。
- ガイドと登るなら:ガイド付き登山は山の近くで集合するか、東京から一緒に移動するので、交通の悩みがなくなります。
帰りの計画も忘れずに。登りと違うルートで下山すると、別の五合目に着きます。宿泊先や富士五湖エリアへのアクセスはトップページの計画セクションをご覧ください。。

よくある質問
登りと下りで別のルートを使える?
はい。ただし、別の五合目からどう帰るかを決めておくことが条件です。吉田ルートと須走ルートの八合目には注意しましょう。登りは同じ道ですが下山道が分かれており、違う五合目に下りてしまいがちです。自分のルートの標識に従ってください。
いちばん空いている富士山のルートは?
圧倒的に御殿場ルートです。須走ルートは下半分なら吉田ルートより静かですが、八合目から上は吉田ルートと合流します。どのルートも、8月のお盆休みの週より7月の平日のほうが概して空いています。
山小屋がいちばん多いルートは?
吉田ルートです。行政が初めての人に勧める理由のひとつでもあります。御殿場ルートは最も少ないので、泊まる山小屋を計画し、水を多めに持っていきましょう。
2027年は4ルートとも開く?
2027年の日程はまだ発表されていません。例年は7月上旬〜9月10日で、残雪が多いと開通が遅れることがあります。春に富士登山オフィシャルサイトを確認してください。
予約の準備ができたら
自分に合う登山を選ぶ
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